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日経ホームビルダー「日本の夏に向くのはどちら?」(2)
「いい家」が欲しい。/談話室
管理者
2002/09/07(土) 18:04:46
日経ホームビルダー「日本の夏に向くのはどちら?」(1)より続いています。
たがみ〜
2002/09/09(月) 09:58:06
ちょっと補足ですけど、「ほんのちょっとの隙間」は、気密によって異なります。
防湿層など他のもので気密が確保されている場合、ほんのちょっとの隙間の空気は
流れたり対流したりしませんから、空気断熱材となって断熱欠損になりません。
SCの様に断熱材で気密を取ることに徹しているものはなくて良いと思いますが、
そうでないもの(充填とか組み合わせとかコストダウンとか)は防湿層が必要
ということだと思います。
影虎
2002/09/09(月) 19:25:34
建物の構造躯体を軸組み工法で、断熱の方法を外断熱で施工している工務店です。
noahさんのおたずねの固形断熱材を張るのは大変ではないか?とのことですが、私の地域では比較的和風が多く、真壁構造も多いので外断熱工法を選んだといっても過言ではありません。
軸組み工法で内断熱工法を固形断熱材、繊維系断熱材を断熱気密を正しく施工することは至難の技ですが、外断熱工法は下屋のある和風住宅でも比較的簡単に気密断熱を取ることが出来ます。
(軸組み工法の壁の中には、筋交い、間柱、柱、色々な金物、上下水道管、ガス管、電気配線、コンセント、各種スリーブ管、etcがあり、大きな梁、小さな梁があり、気密シート施工と共に断熱材を隙間無くなんてとても‥)
ビックマウスさんがおっしゃっていたセルローズファイバーなどの吹き込み工法による内断熱工法なら隙間無く断熱材を充填できますが、虫の住処?水漏れの対処?などの理由で採用を取りやめたことがあります。もちろん、ファイさんの言われたように固形断熱材を筋交いなりに切り欠き、施工して、そのほかの固形断熱材が入らないところにはウレタンの現場発泡などもしてみたことがあるのですが、通常の軸組み工法ではものすごく大変で正しい施工など出来ないと言うのが施工している者の実感です。
たがみ〜さん!
昔と変わっていませんよ(笑)
私は通常の軸組み工法を採用しているので、外断熱工法が良いと思うのですが、寒冷地や他の工法では十分な断熱と正しい気密が取れれば内断熱でも良いと思っています。私の説明不足でしたね。失礼しました。
高気密・高断熱工法の内断熱・外断熱論争もそろそろ終わりにして、日本の家のデザインを何とかしないと‥。と思っています。最近建築されている家は工務店もメーカーも同じような造りで、なんだかつまらないと思っているのは私だけではないと思うのですが‥。
いい家を造るためには(人によっていい家の基準は違うと思うのですが‥)断熱の方法も大切ですが、十分な打ち合わせと「こういう家を造りたい!」と思うお施主さんの気持ちが大切だと思うのです。
もちろんはじめに予算があるのですが、メーカーや工務店や建築家にすすめられるものでなく、自分自身の家なのですから、景観を壊さない範囲でもっと個性を出した家を造って欲しいと思うのです。
その個性を引き出すのは私の役目なのですが‥。
ペッコン
2002/09/09(月) 21:01:36
> 手間のかかる軸組み工法や伝統工法を何故施工しているのかはまた別の問題ですので、
影虎さん、ぜひ拝聴したいですね。
幾度も2×6が頭を過ぎりましたが、好みとしては国産無垢の軸組は棄てががたく、
と言うか2×の和室で感じ良いのを見たことが無く、結局、軸組の外断熱に落ち着きました。
実は、掛け軸の床の間が好きだったりして(^^;;
> 最近建築されている家は工務店もメーカーも同じような造りで、なんだかつまらない
全くもってそう思いますが、流行出すとみ〜んな同じになってしまうと言うのも
最近は変わってきてますね。
ファイ
2002/09/10(火) 08:28:30
影虎さん、レスありがとうございます。
私が見たポリスチレン充填現場は、ウレタンの隙間詰めはありませんでした。
それほど、45mm厚のポリスチレンを鋭角に細い角まで正確にカットしてありました。
恐らく、なんらかの工具を使ってカットしたのでしょう。実に手早く施工しているという
のが実感です。何でカットしているのか聞いてみましょうか?
4寸柱に筋交いも45mm厚を使い合板で裏打ちしたものですから、せいぜい60mmで、
あとの内側60mmはがらんどうで配線スペースになると思います。
影虎
2002/09/10(火) 13:23:26
ファイさんへ
私の経験では、固形断熱材をカットするには「胴付き鋸」と言って、とても刃の薄いのこぎりでカットします。カッターナイフのようなものでカットすると、断面が水平にならずに斜めになってしまうのでこのようなのこぎりでカットしました。
しかし、断熱材を隙間無くきれいに収めてもその断熱材では気密をとることは気密テープなどで目張りするしかなく、とても大変です。やはり、軸組み工法では外断熱の方が適しています。
ベッコンさんへ
軸組み工法、伝統工法を採用している理由‥さわりだけですが
1.自分が好きだから(笑)
2.架構の美しさ(柱や梁の美しさ)
3・洋風でも、真壁構造のある和風でも対応できるので
4.経験のある職人さんがそろっているので
5.複雑な間取りでも対応でき、将来の間取り変更やリフォームが比較的容易
6.日本の木材を使用することにより、林や森、川や海の自然を守り、林業に携わ る人の仕事を確保できるから。(すこしおおげさかな‥)
(外国材でも軸組み工法は出来るのですが、木の美しさは日本材ならではです。)
しかし、この掲示板は書き込み始めると癖になりますね。仕事をしなけりゃ食って行けないので、この辺で終わりにしますが、夜は子供がパソコンを占領してしまうので時折事務所に帰ってきたときに書き込みいたします。
ファイ
2002/09/10(火) 13:32:27
内断熱ですから、当然気密はシート張りだと思いますよ。
Peッコン
2002/09/10(火) 17:48:36
> 夜は子供がパソコンを占領してしまうので時折事務所に帰ってきたときに書き込みいたします。
お忙しいところお呼び出ししてしまってすいませんでした。
「木の美しさは日本材ならでは」これは 「自分が好きだから」に通じそうですね。
やはり、日本人の遺伝子にすり込まれた...でしょうか。
私もそのせいか軸組が大好きで、最初は5寸柱に太い梁剥き出しの積もりだんですが、
高・高を知って随分変わってしまいました。
しかも、うちの奥さまはそう言う趣味ではなくバリバリの洋風好みで
私の好みを具体化できた割合を考えるとちょっと哀愁が漂いますが...
影虎さんのまたの書き込み楽しみにしておきます。
影虎
2002/09/11(水) 07:28:23
ファイさんへ
失礼いたしました。補足です。
以前の書き込みに気密シートのことを書かなかったのですが、固形断熱材に気密テープを貼り、さらに室内側にポリシートを張ったのです。当時は気密コンセントも気密床下収納、気密収納梯子もたしか無かったような気がしますが、いすれにせよ気密シートを張ってからあらためて思ったことは、軸組み工法で気密シートを張るなんてとても困難が伴うし、真壁構造も出来ないし、気密シートにくるまれてしまうので、木が呼吸できないと思ったのです。
そんなわけで外断熱工法への移行は、繊維系断熱材の充填、固形断熱材の充填、ブローイング工法などによる充填など色々と試してみた上での結論でした。
施工させてくれたお施主さんが、当時としては珍しい高気密・高断熱工法を知っていて施工して欲しいと言われたので、試すことの出来た理由ですが、今では軸組み工法には外断熱工法が向いていると言うのが結論です。
もちろん、極寒地などには軸組み工法ではなく他の工法で、外断熱工法より十分な厚さの断熱材を充填することの出来る内断熱工法の方が向いていると思っています。
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