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防湿層は「袋入り」でいい?

「いい家」が欲しい。/談話室



Buckeye 2004/02/26(木) 18:39:00
別トピから引っ越してきました。防湿シートはGWを入れている袋(耳付きの)でいいのか、というトピックです。

そちらを読んで頂いていた方々にはくどくなりますが、今までの
経緯としては、サガントスさんの
「グラスウール(ロックウール)は既に袋に入っているので」か「グラスウールは撥水加工してあるので」「防湿シートは不要です」という業者はスッパリ切りましょう、とのアドバイスで、僕が(1)防湿シートだけがよい、ただしきちんと施工、(2)防湿シートは必須、袋入りだと2重に安心、(3)防湿シートも袋入りも両方必須、のどれなのか質問しました。

サガントスさんからは、以下の情報を頂きました。
「硝子繊維協会のサイトでは、防湿層の連続性が重要とあります。
http://www.glass-fiber.net/tadashii/body.html
しかし、防湿気密フィルム付グラスウールの採用も認めているのは?
http://www.glass-fiber.net/seshu/12.html
寸法が合わない場合や、配管配線で穴を開けないことはないのに・・・ 」

fkinさんからは
「防湿層は先張りシートと思っていましたが,地域によっては断熱材を包む袋を工夫した「耳付き」でもいいようです.1年ほど前,住宅金融公庫南九州支店の「南九州型環境共生住宅特記仕様書」(http://village.infoweb.ne.jp/%7Enankyu/kankyokyousei/kankyo.pdf )が話題になったとき(http://ii-ie.com/pastlog/lng0302/02120038.htm)に電話でお話を伺った際,確か防湿シートの施工の難易と効果についてお尋ねしたのに対し「先張りシートは使われていません.耳付きです.」というお答えでした.「アレッ」と思ったのですが,手元にある「枠組み壁工法住宅工事共通仕様書平成11年度版」を見てみますと,「9.5.1 防湿材の施工」(125ページ)のところに
1.結露防止のため,室内側に必ず防湿材を施工する.
2.T,U地域においては,防湿材は幅広の長尺シートを用い,連続させ,すきまのできないように施工する.(以下略)
3.V,W,X地域において,耳付きの防湿材を備えたフェルト状断熱材を用いる場合は,防湿材を室内側に向けて施工する.なお,防湿材の継ぎ目は,すきまのできないよう十分突き付け施工する.(以下略)
と記載されておりますので,必ずしも長尺シートでなくていいようです.関東以西で防湿シートが現場であまり見られないのはこのせいではないでしょうか.」

と教えて頂きました。

ふくろうさんのQは
「袋の場合、断熱材への結露は無いかも知れませんが、
それ以外の部分での結露はありえるのですね?」

HIRAさんからは
「個人的意見ですが,
2X4の場合は耳付きではなく防湿シートをきちっと貼るべきではないですか。在来とは違って外側に透湿抵抗の高い構造用合板がありますから。在来の場合は条件によって可ということではないでしょうか。」

ということでした。

繊維系断熱材の施工を頼むとしたら気をつけた方がいい項目だと思うので、みなさまの御意見、情報など、よろしくお願いします。本場(^^)アメリカ/カナダで耳付きでやるとこってあるんですか?

HIRA 2004/02/26(木) 22:04:06
袋入りグラスウール=防湿気密フィルム付グラスウール=耳付きグラスウールということが前提でよろしいでしょうか。

室蘭工業大の鎌田氏によれば,在来工法では耳付きグラスウールはIII地域以南で主として使われてきたが(つまりI, II地域では多くない),新在来工法のボード気密工法では全地域で使用できるようになったといっています。耳付きグラスウールは施工性の面では有利でしょうが,やはり工法や地域によってケースバイケースになるのではないかと思います。

Buckeye 2004/02/27(金) 19:18:05
HIRAさん、用語の確認ありがとうございます。
何ぶん素人なものですみません。(^^;

木軸だと、壁内部に一面に大きなシートを貼るのは面倒なので袋入りが人気(?)なんですかね。
僕の場合はツーバイ系を考えてます。
どちらかというと、施工の実際よりも、理想的にはどっちがいいか、という判断を今はしたいと思います。現場の常識がいいとは限らないので。やっぱり本来の意図である湿気を防ぐ、気密性という点からは耳付きはちょっと、、、という感じなのでしょうか。

または、過去ログにもあるように、どっちにしろ完全にシャットアウトするのは無理で、入った分が乾けばいいという考えで、一応ギューギュー詰めにすれば4地域では全然問題無いんでしょうか。今はあんまり考えてませんが、メンテという点では「湿気に影響される断熱材が袋内に限られてる」「交換が容易」などのメリットもあるのでしょうか。

fkin 2004/02/28(土) 18:03:26
fkin 2004/02/25(水) 07:47:20の書き込みで,次世代省エネの公庫基準について誤りがありましたので,補足・訂正させていただきます.

1.「先張りシート」を「防湿シート」に訂正.
2.次世代省エネ基準では,防湿気密フィルムの使用が規定されている.ただし,公庫が認めた別の方法でもよい.

2については,平成11年当時の金融公庫の仕様書が
(1)共通仕様書
(2)基準金利適用住宅工事仕様書(その中の,「省エネルギータイプの仕様」)
(3)割増融資工事仕様書(その中の,「省エネルギー住宅工事(一般型)の仕様」「省エネルギー住宅工事(次世代型)の仕様」)
に分かれており,次世代型を別のところをと見誤ったのが原因です.

さて,防湿材について
(1)の共通仕様書では,防湿シートの他に耳付きが防湿材として書かれています.
(2)の基準金利適用住宅工事仕様書は,(1)の共通仕様書と同じです.(P.227)ただし,「気密工事」の項が加わり,「地域Tにおいては気密工事を行う.」と規定されています.これにともない,「防湿気密フィルム」という言葉がでてきます.
(3)の省エネルギー住宅工事(一般型)の仕様では,(2)の基準金利適用住宅工事仕様書と同じです.(P.252,P.253)
ということで,地域T以外にについてはここまでは変わりありません.(基準金利「省エネルギータイプ」=「省エネルギー住宅工事(一般型)の仕様」が新省エネ基準に相当)

問題は,この談話室での前提となっている「次世代省エネ基準」に「V〜X地域では防湿層は耳付きでもよい」が場合によってはあてはまらないことです.どうなっているかというと,
(1)「気密工事」が全地域の規定になっている.(P.268)
(2) 「気密工事」に「耳付きの防湿材を備えたフェルト状断熱材」が見あたらない.(P.268〜P.271)
ということで,「防湿気密シート」必須のように思われます.

ところが,この気密工事については「この項に掲げる仕様以外の仕様とする場合は,公庫の認めたものとする」(V.5.1一般事項)というものがあり,例えば次の2つが該当するようです.

旭ファイバーグラス(株) 次世代省エネV〜X 隙間相当面積 5cm2/m2以下
http://www.mat21.com/index.html
http://www.mat21.com/contents/kouhou/kouhou.html

(株)マグ  次世代省エネV〜X 隙間相当面積 5cm2/m2以下
http://www.mag.co.jp/pro/kouhou/qbest/
http://www.mag.co.jp/pro/kouhou/qbest/4.php

これらは,V〜X地区での隙間相当面積(5cm2/m2以下)の要求は満たすようですが,(株)マグ殿でも次世代省エネT,U地域(http://www.mag.co.jp/pro/shohin/m_k.php で検索できる)では,防湿気密フィルムが別途必要としています.


ということで,南九州支店殿の「防湿シートは使われず,耳付き」というのは,その地域では正しく,その地域の次世代省エネ基準に適合する「耳付き」もありますが,次世代省エネT,U地域,またそれ以外であっても高い気密性を要求する場合は,「防湿気密フィルム」ということになります.「耳付き」で次世代省エネT,U地域の気密性能を持つものがあるかどうかは調べていません.

以上,結果的に「防湿層は防湿シートと思っていましたが,地域によっては断熱材を包む袋を工夫した『耳付き』でもいいようです.」ということ自体に誤りはありませんが,次世代省エネの公庫基準について誤りがありましたので,補足・訂正の上,不正確な書き込みをしたことをお詫び申し上げます.また,どこまでの気密性が必要か(耳付きにするか防湿気密シートにするか)は別問題だと思いす.

なお,平成11年度版によりましたので,仕様が変わっていることも考えられます.新しい情報をお持ちの方,よろしくお願い致します.

NAKA 2004/02/28(土) 18:45:43
公庫の次世代省エネでの「気密工事」の前提は
前提として次世代省エネ基準では
1.2地域では隙間相当面積を2cm2以下 3.4.5.地域では
5cm2以下を想定、

仕様書では
繊維系断熱材の場合の気密工事の基本は幅広長尺シート
で重ねは100cmであるが、3〜5地域で耳付きを使用する場合は云々
とあり1〜2地域での耳付き云々記述は無いので 1〜2地域での耳付きは使用不可
3〜5地域では使用しても(どちらでも)構わない。

これで宜しいかと。

ろく 2004/02/29(日) 10:16:07
NAKA監督いつも御世話になっております。

>仕様書では
>繊維系断熱材の場合の気密工事の基本は幅広長尺シート
>で重ねは100cmであるが(以下略

重ねしろ
100センチメートルは
100ミリメートルの間違いではないでしょうか?

100センチ=1メートル重ねれば万全でしょうが(^^ゞ

サガントス 2004/02/29(日) 12:06:59
佐賀ん鳥栖・男44・サラリーマン・家族6人・木造外断熱二重通気・築3年

みなさんの情報からすると、地域で判断するよりも求める気密性能でシートの要不要が決まるのではと思います。地域割りはかなりおおざっぱで、九州でも山沿いや盆地ではU地域並みのところ(阿蘇・くじゅう)があります。会社の人で退職後の住居を準備している方の話を聞く機会があり、水道管の凍結防止あたりはろくさんちのような感じでした。我が家も日数は少なくいのですが、北海道と同じ気温の時がありびっくりします。時々、街中を車で走っていると、どこの山奥から来たかというような雪を載せた車がありますが、まさに我が家。奈良に友人がいるので、生駒山あたりもうろうろしたことがあります。「トラトラトラ」の元になったところでしたね。結構寒さも暑さもきびしい?
必須になった換気システムの選択にも気密は影響します。
公庫や協会の基準は目安であって、施工側の考えにおいて上限とするか、下限とするかで大きく違います。例えが悪いのですが、大手ハウスメーカの坪単価は間違いなく本体建物価格のみの下限であり、工務店の坪単価は中には付帯工事も含めた上限のところもあるので、比較ができません。同様に断熱気密も、あるレベル(C値1とか)は絶対不要であり検討すらしていないところと、そのレベルを最低限としてなんとかクリアしようと努力するところを並べて比較することも、無理かなと思いました。
日本風の検査無しなんちゃってツーバイよりは、本場のプラットフォームあたりを最低限に考えられた方が良いのではないでしょうか?雨水対策だけは、日本の方が上かもしれませんけれど。

NAKA 2004/02/29(日) 17:01:35
>重ねしろ
>100センチメートルは
>100ミリメートルの間違いではないでしょうか?

鋭いツッコミを遠方からわざわざ申し訳ありません
間違いです、100mmですね、
機種依存文字を使うまいと・・・・苦しい言い訳<(_ _)>
ローマ数字も確か・・・と他人に振ってみたり、
「前提」もだぶっちゃって 何焦ったんでしょ、

>防湿シートはGWを入れている袋(耳付きの)でいいのか、

は確かに

>地域で判断するよりも求める気密性能でシートの要不要が決まるのではと

でしょうね、いわゆる「高気密」となると「耳付き」では厳しいでしょうね、
「公庫や協会の基準は目安」であっても「書いてある通り」に施工する
のが一般的に行われているのでは無いかと思います、
別段 高気密を求めない場合は「耳付き」でしょうね。

ろく 2004/02/29(日) 18:51:10
>鋭いツッコミを遠方からわざわざ申し訳ありません
いえいえ、いつもNAKA監督には御世話になっておりますので、たまには恩返しをと思い張り切ってしまいました。

ところで
>仕様書では(中略)3〜5地域で耳付きを使用する場合は云々(以下略)

との事ですが、これは(フツーの)断熱工事のNAKAの気密工事に書かれているのでしょうか。
次世代型には耳付きの事は書かれていませんよね。
すみません。フツーの断熱工事の所は斜め読みすらしなかったものでご教示願えれば幸いです。

NAKA 2004/03/01(月) 09:53:37
>これは(フツーの)断熱工事のNAKAの気密工事に
>書かれているのでしょうか。
>次世代型には耳付きの事は書かれていませんよね。

度重なる恩返し申し訳ありません、
次世代省エネとゴチャマゼに書いてしまいすみませんでした
公庫の一般事項の事です、
「気密工事の基本」では無く「防湿工事の基本」の誤りで訂正します。

確かに次世代省エネでは耳付き云々の記述はありません。

ろく 2004/03/02(火) 19:46:11
NAKA監督毎度お返事有難うございます。

NAKA監督のご説明の通り、
一般型の断熱・気密・防湿仕様では耳付きOK、
次世代型では耳付きはNGという事になりますね。

と言う事で次世代基準レベルを求めるのであれば防湿シートを使用し、
次世代基準など気にしないと言うのであれば耳付きで宜しいのかと思います。
(3地域以降)
3地域は微妙な気がしますが、3地域以降であれば耳付きグラスウールでも外壁通気層を設けてあれば家が腐る事は滅多に無いんじゃないかと言うモーソーをしております。
(そう言う私の住んでいる2地域でも耳付きグラスウールのお家が未だにたくさん建てられています。)

ほし 2004/03/02(火) 23:42:22
補足です。
3地域以南については、耳付きでも次世代基準対応の製品はあります。
こちらは型式認定によるものですが、金融公庫の融資にも反映する(はず)。
製品及び施工方法の指定があるので、一般の耳付きグラスウールのイメージ
とは若干違う(はず)
そういう私は4地域に住んでいますが、SCはたまに見かけますが、グラス
ウールの次世代基準対応の家を見たことはありません。
(充てん断熱の家は外からは解らない、というのもありますが)

Buckeye 2004/03/05(金) 17:36:39
みなさま、様々な情報、ありがとうございます。
なんとなく分かったような分からないような。(^^;

> 3地域以南については、耳付きでも次世代基準対応の製品はあります。

4地域では、気密性を特別に追求しなければ、まあ耳付きでもいいか、
ということですね。

海外(例えばカナダとか)のツーバイだと耳付きなんて仕様
聞いたことない、ってどっかのメーカーで聞いたような気が
するんですが、耳付きって扱いやすさだけを考えて
日本であみだされた物なんでしょうか。

再質問になりますが、メンテという点では「湿気に影響される
断熱材が袋内に限られてる」「交換が容易」「経年劣化を
好くなくおさえられる」などのメリットもあるのでしょうか??
何か特別なメリットがあればシビアな気密性と引き換えに
考えてもいいかなとは思うんですが。どっちがいいんかなーー。

ほし 2004/03/05(金) 22:56:56
以前に展示会で見て説明も聞いたのですが、次世代基準対応の袋入り断熱材は
耳が大きくなっています。次世代基準は甘いとはいえ気密性能の数値基準があ
りますので。
袋入りは断熱材の形状に過ぎないので、「どんな住宅を作るか」によって選定
するのであり、袋入りの善し悪しを語ることはできません。
新しい製品の知識がないと、袋入り=10K 50mmの断熱性能不足で気密も取れな
い製品という印象しか受けないでしょうし。

メリットは「価格」につきます。ここの談話室に「充てんでもいいじゃない」
論者が少なからずいるのはコストパフォーマンスが良い点を評価してのことで
すから。他にメリットを求めるのはこじつけになりそうです。

価格だけではありません 2004/03/05(金) 23:20:50
メリットは価格だけではありません。断熱性が現時点では有利なケースが多い、吸音、複雑な意匠に対応可能、外壁・屋根の留めつけ安定性、サッシ支持が有利
壁や屋根が厚くならない等々、たくさんあります。
この談話室に参加されている方の多くは、新在来工法やツーバイ工法の、裸のグラスウールを充填して防湿シートを上から施工する現場を、実際に見たことがない方が多いですね。
もっとも、こういう施工がされている地域の人は充填でOKだから、この談話室には興味ないのでしょけど。

Buckeye 2004/03/08(月) 12:18:06
ほしさん、価格だけではありませんさん、
情報、ありがとうございます。

> メリットは「価格」につきます。

すみません、僕の質問は「他の断熱材と比較した時のグラスウールのメリット」
ではなく、「グラスウールで、袋入り(耳付き)と防湿シート張りと
比べた時に、袋入りのメリット」という点なんです。(^^;

「施工のしやすさ」以外に「袋入り」のメリットってあるんですか?

> 袋入りは断熱材の形状に過ぎないので、「どんな住宅を作るか」によって
> 選定するのであり、袋入りの善し悪しを語ることはできません。

「形状」ということであれば、窓の配置や壁の大きさ、デザインにより、
「袋入り」と「防湿シート張り」を併用することもあるということ
でしょうか。

僕が今まで聞いた業者では、形状を考えて「袋入り」と「防湿シート張り」の
どちらかを使うというのではなく、もうどっちかに決めてありました。

ある業者では、MAT21という旭ファイバーグラスの「袋入り」を
使って、C値が大体2弱になるといってました。
4地域では次世代対応になってるんかな。
でも、この談話室でみなさんが話してるレベル(1以下)には達してない
ですよね。

ほし 2004/03/09(火) 23:57:05
昨日投稿したつもりでしたが、失敗していたようです(汗)
私の投稿に関しては、論点を袋入りに絞って書いています。
袋無しでは防湿気密フィルムの施工に手間がかかる(と思われる)ので
同じ断熱性能を求めた場合、袋入りの方がコスト面は有利でしょう。
施工性については、必ずしもメリットにならないと感じています。
しっかりとした施工を行わない場合には袋入りは便利ですが、メーカ
ー指定通りにきちんと施工するのはなかなか面倒です。

> 僕が今まで聞いた業者では、形状を考えて「袋入り」と「防湿シート張り」の
> どちらかを使うというのではなく、もうどっちかに決めてありました。

私が書いたのも、そういうことです。SC加盟工務店がカネライトフ
ォームを使うように、建てる家の性能や予算に合わせて断熱材は選定
されています。断熱や気密に気を使わない工務店は今でも10K 50mmや
75mmの袋入りを使っていますし、そうじゃない工務店は違った断熱材
を選びます。
MAT21を選ぶ工務店は、最重視はしていないけど気を使っている
部類に入ります。
ちなみにC値1未満というのは第三種換気の場合に望ましいと言われ
る数値なので、違う換気システムならば気にする必要はありません。

天井断熱 2004/03/10(水) 06:20:15
 袋入りは、断熱に重きをおいてない工務店には便利ということにつきると思います。
スタッド間一杯に隙なく充填するには、裸の物+防湿シートでないと無理があります。
ツーバイは軸組みとことなり、気流止めが構造的に達成されていますが、外壁と
内壁がT時に交わる部分などは、防湿シートを先貼りした方が無難です。
耳の大きい、次世代省エネの気密確保を考えた袋入りも出ていますが、実際の
ところどうなのでしょうか。某大手ツーバイメーカのように袋入りロックウールを
施工して、その上から防湿シートを貼っているところもありますが、ちょっと
どうかなと個人的は思っています。どうしも袋入りと言うのであれば、構造用
合板の外側に薄い板状断熱材を貼って付加断熱というのもあります。
でも、ツーバイで裸のグラスウール+防湿でやらないのは、断熱を重視されている
のであれば、もったいない話だと思います。

 以下は、ご存じであれば釈迦に説法になってしまいますが。

 ツーバイの場合は、軸組みと違って、裸の充填施工や防湿シート施工は簡単です。
シートの先貼りは、外壁と内壁がT時に交わる部分は必要ですが、それでも
軸組みの用に、ぐるっと一周先貼りする必要はありません。またシートの端部も
スタッドや上枠、下枠と石膏ボードで抑えられてしまう(下枠側はちょっと工夫
する必要がありますが)ので、テーピングしなくても、それなりに気密がとれますが
テーピングするのがベターです。テープは薄手の両面ブチルをスタッド上に
来るシートの重ね合わせ部分に貼る方法や、普通にアクリル系の物を上から
貼るなどいろいろです。木部とのシートを留めつけ場合はブチル系が良いです。
外周に面する部分の、2F床根太と1F壁上枠との間、2F床板と2F床根太の
間には気密パッキンを挟んで、1F天井(ここは防湿シートは貼らない)から気密が
抜けるのを阻止します。このとき、防水でタイベックを2F床根太外周に先行で巻き込む
処理をする場合は、その取り合いに注意が必要です。窓回り、配管回りに現場発泡ウレタンを吹いて(内壁側から)気密をとります。窓回りの防水処理は、別にタイベックを
巻き込んで、外側から防水テープ処理します。ここは取り合いの心配は出ません。
電気配線はコンセントに気密カバーを使い、上下枠を通過する部分も気密処理が
必要です。壁と天井のシート取り合い、壁から床へのシートのマージンや留めつけ処理
も注意が必要です。床にはシートは敷きません。床板や下地合板が蒸れてしまいます。
外壁を通過する配管がある場合は、先行してスリーブを通しておき、配管後にシーリング
して、必要な場合は現場発泡ウレタンを吹き込みます。
 以上は基本的な内容です。これらの上に、慣れたところは、更に一工夫加えて
完璧を期しています。例えば、下枠と土台、2F床根太と1F頭つなぎ、2F床と2F床根太、
2F床と2F下枠の部分は、規定よりも短いピッチで留めつけて、しっかりとパッキンを
抑えられるようにしてするなどがあります。

 また基礎断熱・床断熱・天井断熱は、軸組みの場合とそう変わりません。屋根断熱は
最近は軸組みでも採用されている、垂木の背を生かした、垂木間充填断熱を使います。
なお、この場合2F壁と垂木下への防湿シートの連続性が大事(特に天井根太回り)
ですが、ツーバイは桁が無いぶん、在来より楽です。野地と断熱材間の通気と棟換気は
必須です。天井断熱も、小屋裏の換気を棟換気等で、十分に確保する必要があります。
公庫の基準では全然足りません。また軒からの通気が、天井断熱材やころび止めで
阻止されないようにし、小屋裏に抜けるようにする必要があります。そうでないと
某大学研究室の実験結果のようになってしまいます。

 最後に、完成状態で全棟気密測定しているところをお勧めします。途中だけなんて
いうのはNGです。外張り・充填に関わらず、最後まで気密は気が抜けません。

天井断熱 2004/03/10(水) 07:15:18
 Buckeyeさんのところって、関西で温暖なところなんでしたっけ。あっちの夏は
暑いし、湿気が凄いですからね。そうだとすると、裸のGW充填+防湿シートは、
逆転結露で適さないかもしれません。デスラーさんが紹介されていたドライウオールに
vapor retarder paintを使うとか、セルロースファイバーの吹き込みに
する方がよいかもしれません。板状断熱材を外張りと言う手もありますね、
その場合は壁厚を抑えるためツーバイフォーかと思いますが。
 東京あたりから北なら、GW充填+防湿シートで大丈夫と言えるのですが。
責任もった話でなくてすみません。

Buckeye 2004/03/10(水) 18:46:15
ほしさん、天井断熱さん、
アドバイス、情報など、どうもありがとうございます。m(_ _)m

> MAT21を選ぶ工務店は、最重視はしていないけど気を使っている
> 部類に入ります。

ちょっと安心。いい感じのところなので。(^^)

> メーカ ー指定通りにきちんと施工するのはなかなか面倒です。

と言ってました。なるほど、です。
MAT21を使うためには特定の講習/トレーニングを受けて指定工務店にならないといけないとか、そんな感じのことを聞きました。「施工は丁寧に、1週間ぐらいかけてやる」って、屋根や窓も入った状態でしょうけど、断熱材入れて気密とるのにそのぐらいの時間かかるんでしょうか??

> ちなみにC値1未満というのは第三種換気の場合に望ましいと言われ
> る数値なので、違う換気システムならば気にする必要はありません。

そこはC値2弱で(今回は1〜1.5という話しだった。家のデザインにもよるのかもしれないけど、う〜ん)第三種換気を勧めてるから、気密性がちょっと足りないってことですね。建てる人の予算の関係でセントラル換気じゃなくて各部屋毎の換気扇にしたこともあるって聞きましたが、、、

天井断熱さん、詳しい説明どうもありがとうございます! m(_ _)m
防湿シート張り、業者に頼む時もイメージできるようにしたいと思います。また実際に設計士の人とかに聞けばいいんですよね。話しの中で「??」ってこともでてくるかもしれないし。

> 構造用 合板の外側に薄い板状断熱材を貼って付加断熱というのもあります。

なるほど。そこは「袋入りGW」+「外壁(特殊?)ロックウール張り」+「レンガ張り」を勧めてます。外断熱では断熱材の重さも懸念材料のようですが、この仕様ってどうなんでしょう??

> でも、ツーバイで裸のグラスウール+防湿でやらないのは、断熱を重視されている
> のであれば、もったいない話だと思います。

はい。

> 最後に、完成状態で全棟気密測定しているところをお勧めします。
> 途中だけなんて いうのはNGです。外張り・充填に関わらず、
> 最後まで気密は気が抜けません。

分かりました。常に確認するようにします。
今のところ、話してる業者は引き渡し時、計測するみたいです。

> Buckeyeさんのところって、関西で温暖なところなんでしたっけ。
> あっちの夏は 暑いし、湿気が凄いですからね。

はい、関西です。 生駒近辺で、冬は-3度ぐらいになるみたいですけど。
夏も暑いみたいです。

> そうだとすると、裸のGW充填+防湿シートは、
> 逆転結露で適さないかもしれません。

ありゃりゃ。逆転結露を勉強しなくちゃ。
袋入りの場合だと逆転結露は問題にならないんですか?

ツーバイ防湿シートが標準のアメリカ/カナダですけど、大阪以上に夏に湿度が高いところもあると思うんですが、そういう時は向こうではどういう仕様にしてるんでしょうか? 逆転結露もあんまり気にせず防湿シート、であれば理解も単純でいいんですけど。(^^;

HIRA 2004/03/10(水) 21:23:52
こんにちは。

他のスレで既出ですが,北米式2X4に関してはここが面白いです。
夏型結露についての考え方もあります。

http://www.bikenhouse.com/index.htm
http://www.bikenhouse.com/880/genki_top.htm

Buckeye 2004/03/12(金) 22:00:49
HIRAさん、

ウェブの情報、どうもありがとうございます。これ、分かりやすくていいですね。勉強になります。m(_ _)m

ドライウォール、土間床工法などなど、う〜〜ん、「実力のあるツーバイ工務店は、、、」などの紹介が過去トピにもありましたが、こういう感じなんですね。
ドライウォールで壁内結露の心配がずっと減るんだったらいいですよね。話しをする工務店にも聞いてみます。

逆転結露は、過去トピを検索したんですが、説がいろいろのようで、、、
GWでいくなら透湿防水シート張りで対応ということでしょうか。

繰り返しになりますが、「袋入りGW」+「外壁(特殊?)ロックウール張り」+「レンガ張り」というような付加断熱仕様ってどうなんでしょうか。もう1つは、レンガって外壁材としての耐久性など、どうなんでしょうか。

tonko1st 2004/03/12(金) 23:16:38
BUCKEYEさん
横から飛び入りです。
結論から言えば よくないと思います。
家は内部から外部へ向かって透湿抵抗を低くするのが
いいと教わりました。言い換えると壁内に万が一
湿気が混入しても 外部へできるだけ抵抗を少なくして
排出可能となるからです。
最近 カナダでは 嘗ては駄目と烙印を押された
タールペーパー二重折がタイベックに取って代わって何故復活したか
それは タイベックの透湿抵抗が大きいせいだと
思います。
日本ではいまだに公式発表を信じてタイベックを
使用していますが そのうち変更されると思います。
レンガ張りの内側には大抵通気層を設けてあるはずです。
この通気層で湿気は上にあがっていきます。
という説明だと思います。
ところが 湿気を含んだ思い空気を制止状態から
運動状態にするには大変な初期エネルギーが
必要になるので 人間の頭のなかで思うようには
ぐるぐる上昇などしてくれません。
私は 下記のホームページで断熱とか
通気の基礎を教わりました。
勿論日本語です。
http://www.skyweb.net/横ひげを左スラッシュの上にyouichi/gokai.html
是非一度みてください。
いつも これを皆様におすすめしています。

ほし 2004/03/12(金) 23:48:32
tonko1stさん、いつもリズムの良い文章で内容も含め参考にしています。

> 最近 カナダでは 嘗ては駄目と烙印を押された
> タールペーパー二重折がタイベックに取って代わって何故復活したか
> それは タイベックの透湿抵抗が大きいせいだと
> 思います。

タールペーパー=日本での通称アスファルトフェルトだと思うので
透湿抵抗値はタイベックの方が遙かに小さいです。
カナダに限らず北米では構造用合板(またはOSB)が使われるので
その外側にはタイベックのように透湿抵抗値が低いものを使う必要
がない、というのが実情ではないでしょうか。
この辺りのことは英文に当たる根気がない私には調べる気力がない
ので、北米に強い方の意見を聞けたらありがたいです。

http://www.skyweb.net/横ひげを左スラッシュの上にyouichi/gokai.html
チルダ(Shift+^)のユーモラスな表現ですね。

内容は、断熱を語っている部分は…でしたが基本知識として必要な
部分も多かったです。

余談ですが、長寿命で有名な沖縄県では一戸建てを含む住宅の8割
以上が鉄筋コンクリート造であること、北海道の中でも冬場の寒さ
が最も厳しい地域(温度差が大きいので壁内結露を起こしやすい)の
一つである十勝地方ではツーバイフォー工法が木造のシェア50%以
上を占めること、の2点はこの談話室の方にはぜひ知っておいて欲
しいです。

tonko1st 2004/03/13(土) 09:46:50
ほし様
拙い部分を補正して頂きありがとうございます。
タールペーパーが 別名 アスファルトフェルトとのこと。
私は もっと身近にある むかし 外壁のラス下地や 屋根の野地板上に敷く
ぺらぺらの黒い紙と思っていたのですが。
アスファルトフェルトとはいかなるものか
調べてみます。違うものではと思っているのですが・
フェルトとなると少し重量も密度も大きい響きがしますので。
よろしければ 教えて下さい。(絨毯の刈り上げた表面みたいな)
それから チルダの表示方法ですが shiftキーを
押してプラス記号を押すのでしょうか?
同時に押すのでしょうか?
本当に恥ずかしい質問です。
しかし いずれにせよ タールペーパー使用の
原理が 私とほしさんでは180度異なる解釈
でしたので ショックです。
これは 恥ずかしいをとおりこして
大反省せねば!!
しかし フェルトとペーパーが異なる資材であれば
小反省にいたします・・!?
今後も それは 違うよ!!を 連発してください。
私も ドンドン迷解釈を書きます。
素人が 妄想, 玄人が補正
本当にありがとうございます。

ほし 2004/03/13(土) 16:42:06
トピから外れた話題を先に書いてしまいます(笑)
~ はシフトキーを押しながら「Shift+^」はシフトキーを押しながら^(仮名のへ)
キーを押す、の意味です。

タールペーパーの理解は一緒だったようです。
屋根下地の場合は「アスファルトルーフィング」モルタルでラス網の下地に使う
防水紙では「アスファルトフェルト」と私は呼んでいます。

トピ主様の話題に戻りますが、
> 繰り返しになりますが、「袋入りGW」+「外壁(特殊?)ロックウール張り」+
> 「レンガ張り」というような付加断熱仕様ってどうなんでしょうか。もう1つ
> は、レンガって外壁材としての耐久性など、どうなんでしょうか。

外壁ロックウール張り、というのが謎です。外壁下地に張るロックウール素材
というとダイライトくらいしか思いつきませんが、断熱材ではありませんし。

外壁に使われる、レンガと呼ばれる物には色々あります。
欧州では本当にレンガを積んだりしていますし、国内ではスライスレンガもあ
ればセメント成形品をレンガと呼ぶこともあります。
一番多いのは「何とかブリック」と呼ばれるセメント成形品ですが、材料自体
はそこそこです。色によっては色褪せや、汚れの付着はありますが、他の外壁
材も同様なので。ほとんどの製品は撥水処理が必要なので、タイルよりメンテ
ナンス費はかかります。
この辺りのことは工務店さんに詳しく説明を聞くべきことじゃないかと思います。

tonko1st 2004/03/13(土) 16:49:59
ほし様
早速ありがとうございます。
試してみます。
それから 小反省ではなく 大反省も
いたします。
これでまた 一つ賢くなれました。
今後とも よろしくお願いします。

Buckeye 2004/03/19(金) 14:53:51
tonko1stさん、ほしさん、
アドバイスなど、どうもありがとうございます。

ヒゲのサイト、チェックしてみました。文体が分かりやすいですね。
ただ外断熱に誘導するように書かれてるので、通気工法は結露防止のためには逆効果という感じで書かれてますが、どうなんでしょうか? 海外や国内での実績からしても通気工法が逆効果というのは??な気もするんですが。 ほしさんもあのサイトの説明に納得するものじゃないんですよね。

ロックウールの外張り、レンガ張りについては、僕の理解が足りず、あいまいな聞き方になっていて申し訳ありません。その工務店にまたよく話しを聞いてみます。ロックウールではなく、ダイライトというのかもしれません。

それとは別の一般的な質問です。
ツーバイの外壁にレンガを使用する場合、どのように張り付けるのが一般的なのでしょうか。構造用合板の外に通気層、それからレンガの土台、そしてレンガ、ですか? レンガは水を含むということで、通気層はさらに必須になるのでしょうか。

ほし 2004/03/20(土) 11:48:00
別スレでもレンガの話がありましたが、レンガ、スライスレンガ、レンガ風タイル、
セメント成形品のブリックタイルのどれに当たるかで施工法も注意点も違ってきます。張り付けると書いているので、積み重ね施工の分厚いレンガは除外と思いますが。

枠組壁工法で外壁レンガという場合、一般的な方法は3通り位あります。
1.表面がフラットな窯業系サイディングに樹脂系接着剤で張り付け施工
2.レンガ裏面に溝加工をして、突起のある窯業系サイディングに引っ掛け施工
  (樹脂系接着剤併用)
3.モルタル下地に張り付け用モルタルで改良圧着張り施工

1と2は通気層が必須です。3の場合はモルタルを塗る下地に通気層を設ける場
合とそうでない場合の両方がありますが、通気層を作る方が増えています。

外壁裏面の通気層は、外壁自体の寿命を延ばすことと、侵入する水を通気層で逃
がすことが元々の主目的なので、木造で通気層を不要と言い切るのは相当な勇気
が必要です。

1と2では構造用合板+透湿防水シート+通気胴縁+レンガ下地+レンガ
   (通気層あり)(レンガ下地は主として窯業系サイディング)
3では構造用合板+アスファルトフェルト+ラス網+モルタル+レンガ(通気層なし)
   構造用合板+透湿防水シート+通気胴縁+モルタル下地+モルタル+レンガ
   (通気層あり)(モルタル下地は防水紙付きラス網か板状のモルタル下地製品)
こんな感じになります。

Buckeye 2004/03/24(水) 19:17:54
ほしさん、

レンガの張り方、どうもありがとうございます。m(_ _)m
僕の疑問がロックウール・レンガ外張りになってきて、このトピから外れてきてるので、別トピであらためてアドバイスなど、お願いします。m(_ _)m

GWの袋入りか防湿シート張りかについては、みなさまのおかげをもちまして理解が進みました。理想的にはいい大工さんに防湿シート張りをしてもらうのがいいと思うのですが、関西ではなかなか難しいようで、、、 どうしようかなと思案中です。

袋入りのトピに関しては解決とさせてください。


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