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藁葺屋根って?
「いい家」が欲しい。/談話室
田舎
2004/09/06(月) 22:13:15
はじめまして、質問を書かせてもらいます。
藁葺屋根の特色といいますか、メリットって知っている人いますか?
私の感覚では、断熱性能がよい(どのくらいか知りませんが・・・)
ぐらいしか知りません。もちろんその地域の工法や風土ということもあるのでしょうが。
具体的にどういうメリットがおるのでしょうか?
断熱は現在工法よい断然よいの?防水効果はどのくらい?やはり耐久性は弱いがどのくらいで葺き変えるの? 何か他にすごいメリットがあるのか?
なんでもいいので教えてください。
将来(老後)は田舎暮らししたいと考えてます。その時の参考にしたいと思っています。
定年前
2004/09/07(火) 22:34:25
私は専門家でないので藁葺き屋根の特色はわかりませんが、私自身も田舎暮らしに憧れている人間の一人です。藁葺きで囲炉裏いいですね。一度白川郷に行った事を思い出します。将来そんなのんびりした暮らしができればいいですね。
専門知識については答えらせませんが、藁葺きの特色等ってどうなってるのか興味ありますね。どなたか答えてくれるといいですね。
農村地帯の住人
2004/09/08(水) 01:10:20
茅葺の家の屋根だけを現在工法と比較してみても、どうかと思いますが・・・。
屋根だけに限ってみれば、アレだけの厚さがあるのですから、防音はもちろん、断熱、防水はまったく問題ないでしょう。現在のどんな断熱材よりもずっと断熱効果はあると思います。それに調湿効果もたいへん優れていることでしょう。(火には弱いですが)
でも誰一人として(といっては言い過ぎかもしれませんが)茅葺の「住宅」を新築する人はいないでしょう?(客商売の建物は別です)
それはなぜ?
茅葺はとてつもなくメンテのコスト(葺き替え費用)がかかるそうです。(千万くらい。)一度に葺き替えるのでなく、数年ごとに一部分ずつ葺き替えるのが一般的なようです。一通り終わるころには最初のところがまた痛んでくるので、永久に葺き替えを続ける。(もはやそういう家もほとんどなくなりました)
今では、材料の茅の調達もむずかしく、それに葺き替えのできる技術者が日本で○人しかいないとか・・・。
かつては、我が家の近所にも、茅葺の農家がたくさんありましたが、すべてなくなりました。維持管理ができないんですね。(それにメンテは屋根だけの問題ではありませんから)
我が家の本家も、江戸の中期頃に建造で、名主の家柄で、上段の間があったりして、たいへん造作も凝った家でした。もう数十年も維持すれば、間違いなく文化財ものの家でしたが、三十年位前に茅葺の上にトタンをかぶせて(葺き替えを手抜きした)いました。それでも最後まで残っていたのですが、数年前に、周囲から惜しまれながら、今風の家に建て替えてしまいました。
テレビで茅葺屋根の葺き替えの様子がニュースになるくらいです。いまどき、茅葺を維持するのはそういう建物を所有している人にとっても難しい時代なようです。
よほどの資産家でもないと、茅葺の家を維持するのは大変なようです。もはや趣味や道楽のレベルではなく、伝えられてきた「文化財の保護」、あるいは「観光資源としての投資」という世界です。
せっかくの日本の伝統的な住まいへのあこがれに水をさすような話ですが・・・。
ま、屋根は手を入れないで使いつぶすつもりなら、茅葺の旧家(もはや数少ないと思いますが)を買い取って、終の住処とすることならできないこともないかと思いますが、伝統家屋は、もともと風通しよく造ってありますから、冬の早朝の台所の室温は外気温とほぼ同じで、「とてつもなく寒い」です。屋根以外の断熱や間取り等も大幅なリフォーム(立派な新築物件が建つくらい)なしに、快適な都会で生活していた人が、まして年齢がいってから住めるものではありません。ログハウスや無垢材の家とかを田舎に建てて住もうというのとは、レベルではなく世界が違います。
田舎
2004/09/08(水) 12:20:47
書き込みありがとうございます。
メンテナンスが大変という事は聞いていましたが、そんなに大変だなんてびっくりです。
確かに白川郷も世界遺産ですから、藁葺の集落はそれだけのものなのでしょう。
昔ながらの藁葺屋根が改良されたような、メンテナンス・コストもある程度抑えられたそんなのってあるのですかね?
農村地帯の住人 >今風の家に建て替えてしまいました。
それは囲炉裏なんて物もないのですか? ちなみに屋根は何ですか?(参考までに・・)
もう一つ疑問が昔の人(藁葺の地方)はどうして、瓦でなく藁葺屋根にしたのでしょう?断熱?
田舎の住人
2004/09/08(水) 18:07:05
専門家ではないので、詳細の正確さにはちょっと自信がないのですが、質問されているので、お答えしてみます。
>農村地帯の住人 >今風の家に建て替えてしまいました。
>それは囲炉裏なんて物もないのですか? ちなみに屋根は何ですか?(参考まで
>に・・)
「囲炉裏」ね。結構不便なものです。
哀愁を感じる人は、その面倒さがいいのでしょうけれど、実生活上では、薪を燃やせば煙が出て燻いし、煤で家の中が真っ黒になります。昔の家の内部が黒いのはその煤のせいです。火の管理も面倒だし、防火上も、子どもが落ちるなどの危険性も(実際に結構あったようです)あります。その辺の不便さを毎日体験していた人が囲炉裏のある家を造るのはごく少数でしょう。
それに、現代の薪ストーブのように完全に排気する煙突でもあれば別ですが、昔風のオープンな囲炉裏は、現代のような高気密の家だと、換気を考えておかないと一酸化炭素中毒の危険がありますよ。(我が家で昔使っていた練炭ゴタツで、猫がよく死にました。)
その新しい家の「屋根」は、瓦です。
>もう一つ疑問が昔の人(藁葺の地方)はどうして、瓦でなく藁葺屋根にしたのでしょ>う?断熱?
江戸時代のこと、初期の瓦は当時のハイテク製品でたいへん高価であったようです。
大都市江戸では、いつごろからか防災上の理由で、板葺きから瓦ぶきにするようになったようですが・・・。
自給自足が原則の農村では、貨幣を使わなくて地元で手に入る(各村に「茅場」という茅を育てている土地があった)ものを使ったのでしょう。「断熱性も板葺きよりも高いでしょうが、それが主たる目的であったようには思えませんが・・・。
ちなみに、私の近所の農家は、養蚕等で現金収入が入るようになった明治時代に建て替えた家は「瓦葺き」です。それらはかつては「囲炉裏」がありました。
田舎
2004/09/08(水) 22:08:30
お答えありがとうごさいます。
囲炉裏って現代においては実用性にかけるのですね。
言われてみるとその通りですね。
私の感覚ですが、現代のリビングより暖かい感じがします。現代はテレビに向かって配列されています。(テレビが中心)しかし囲炉裏を中心にすることで家族が嫌でも向き合う。それが良いと感じてました。(実際はそうなるかわかりませんが・・・)
手に入りやすい物 安価なものという事で使われきた。これも理にかなっています。
藁葺屋根・囲炉裏は十分検討してみないといけないみたいです。
たいへん勉強になりました。
田舎の住人
2004/09/12(日) 00:35:10
「田舎」さんへ。
伝統的な藁葺屋根+囲炉裏ある家への憧れに、水をさすようなことばかり書き込んでしまいましたが、藁葺屋根は材料調達や職人の件からして厳しい(資金に余裕があれば何でもできるでしょうが)と思います。
「囲炉裏」については、昔の農家にあるようなものでなく、現代風の物を工夫すれば、実現するのは難しいものではないと思います。
最近見てきた新築の住宅(SCです)でも、「囲炉裏」と呼んでよいのかどうかは判断に苦しみますが、(私のイメージの囲炉裏というものが、昔の農家風のもので、いうならば家の中での焚き火に近いようなものが本来の囲炉裏だと思っているせいもあるりますが)「四角い大きな火鉢(アレを何というんでしたっけ?ー我が家にも物置の奥にあるはずなのですがー)」を、さらに大きくしたような「囲炉裏(といっていいのかな?)」を造り付けにしている家があるました。少々凝った居酒屋などにありそうなものです。
煤の出ない燃料(良質の木炭や練炭などにかぎり、けっして薪や枝などは燃やさない)と、十分な換気計画を立てれば、火を囲んで向き合った生活というのは、さほど難しいことではない思います。(煙突で排気する薪ストーブほど簡単には、いかないでしょうが・・・・。)
そこまで伝統的な生活に憧れている「田舎」さんのことですから、内装材も当然無垢材や漆喰などで造り上げて、その天井や壁がはある程度煤で汚れても、それを生活の年輪だと思えるようなら、現代版の「囲炉裏」のある生活は十分やっていけると思います。
これまで、水を差すようなことばかりを書き込んでいましたが、実は私だって本当はそういった生活ができる人が羨ましいと思っています。
がんばってよく研究して、憧れに近い家を手に入れて下さい。
(実現できたら、私を招待してくださいな(笑))
農村地帯の住人
2004/09/12(日) 00:41:19
↑「ハンドル名」2回目から間違っていました。(;^_^A アセアセ・・・
「田舎の住人」=「農村地帯の住人」です。同一人物です。
失礼しました。<(_ _)>
田舎
2004/09/13(月) 18:50:44
本当にいろいろありがとうございました。
いままでは、その本質的意味を考えずにイメージだけで、『こうしたい。あーしたい。』
と考えいたような気がします。
今回の意見を踏まえて、もう少し勉強しようと思います。
と言ったものの、藁葺屋根・囲炉裏の夢は膨らむ一方ですが・・・・・・
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